世の中には様々な仕事がありますが、専門知識を生かして安定して働くことのできる医療職は人気のある分野のひとつです。医療の現場は医師を中心としてコメディカルと呼ばれるそれぞれ専門資格を持った人々によって支えられています。日々進化して複雑化していく現代医療においては、医師の指導の下それぞれの専門分野に特化した専門家が協力して治療にあたる事が、質の高い医療を提供するうえで必要不可欠です。コメディカルには看護師や臨床検査技師、診療放射線技師など数多くの資格がありますが、その中でも高収入の資格と言えるのが、医薬品の供給や調剤などを行う薬の専門家として働く薬剤師です。薬剤師の活躍の場は病院や大学、調剤薬局やドラッグストア、製薬会社などがあげられます。病院では調剤や薬歴の指導や管理などのほかに、チーム医療のなかで薬物療法の中心となって活躍するケースも増えています。
調剤薬局では医師の書いた処方箋のチェックや患者さんへの服薬説明や指導が主な仕事となります。製薬会社では新しい薬の開発や研究を行う創薬の分野で活躍したり、開発途中の新薬を実際の患者さんで薬効や副作用の情報を集める治験に携わる治験コーディネーターや開発モニターとして働く場合もあります。コメディカルの中では高収入を得られる資格と言われており、平成27年度の統計では平均年収590万円とされ、需要の高い地域ではより高額で働くことも十分可能と言えるでしょう。薬剤師の資格は国家資格です。国家試験を受験するためには大学の薬学部あるいは薬科大学で6年間の課程を修了している必要があります。近年医薬分業などの国の政策や薬学部の課程が4年から6年に変わったこともあり、薬学部を併設する大学が増えていますが、反面国家試験合格率が以前より低下している傾向もあります。
専門性が高く、就職先も多岐にわたり求人数も多い資格であるため、男女ともに高い人気があります。理数系ですが女子の比率も高く、結婚出産を経ても再就職して安定した収入を目指すこともできるでしょう。子供がちいさいうちは時短で働いたり、労働にっすを減らして働くことのできる求人を選ぶこともできます。立ち仕事の多い職場はあるものの基本的には肉体労働は少ないので、定年後も仕事を続けている人も大勢います。また、人と接する窓口業務もあれば研究職として活躍する仕事もあるなど、自分にとってより良いと思える分野を選べるのお大きな魅力と言えるのではないでしょうか。
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